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木と漆のカトラリー彩庵
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食と道具の素材について

おやじのいいたい放題

    最近の不況について思うこと PART1
                            2002.6.19                                      


私どもの家業である漆器業界は一般的に言うと第一級不況指定業種(こんな言葉は無いが)です。

3年前まで、あるカタログ販売大手に売り上げの95%を依存して商売をさせていただいておりました。

しかし、近年大手カタログで漆器の売り上げは落ち込む一方で明るい材料は見えてきません。

ちなみに私どもの対比では良い時の10分の1にまで落ち込んでいます。(よく倒産しなかったもんだ)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ある時、なぜこんな現象が起きるのか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

真剣に考えた結果、私どもの商品が消費者の必要なものでは無かったという結論に達しました。

皆さんも一度くらいは、結婚式の引き出物で漆器のセットを貰った事があるのではないでしょうか?

それを皆さん喜んで使っていただいてますでしょうか?

答えはNOだと思います。

あくまで、あげる方の理論で商品づくりをして使う人・貰う人のことを考えていませんでした。

これでは絶対にお金を出して買う商品ではありません。

それからです、商品作りのコンセプトの一番に

「使って良い・使って楽しい・使って便利」

という理念を掲げました。

商売理念の方では消費者の顔の見えない商売(消費者から生産者の顔の見えない商売)は

これからは消えていくと考えました。

そこで売り先を大手から小売業者に転換して足で稼いで一軒、また一軒と私どもの思いを伝えながら

お客様を増やして参りました。

嫁がやっているネットショップもこの延長線上です。

これらのことを経験していくうちに自然とお客様が望むもの・買いたいものが徐々に解ってきました。

そして今、思うことは不況と言われる時代には消費者の欲しい物しか売れない(当たり前ですが・・・)

好景気の時に他人の見栄や節税のために物を流通させていた人は不況には通用しないということです。

心です心!!(某料理人口調で)